「最適モデリング」セミナー案内 (12/27)

「最適モデリング」セミナー案内 (12/27)

日時: 2017年12月27日(水) 16:30~17:30
場所: 東京大学工学部 6号館 3階 セミナー室 AD
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_7_j.html

講演者: 高松 瑞代 (中央大学理工学部)

講演題目: 利用者均衡配分に基づく優等列車停車駅の最適化

講演概要:
日本の鉄道・バスの路線および時刻表の設計は実務家が行っているが,
ヨーロッパではこれらの設計に大学の研究者が協力しており,
最適化理論が実際に活用されている.日本においても最適化理論を
利用することで,より利便性の高い公共交通の設計が可能であると期待される.

東京首都圏では通勤時間帯の列車が非常に混雑しており,鉄道会社は
混雑緩和を目指してさまざまな取り組みを行っている.混雑の影響を
受ける乗客の経路は,移動時間と電車の混雑率に基づくコスト関数を
用いた利用者均衡配分モデルを利用して計算することができる.
本研究では,利用者均衡配分問題を繰り返し解く局所探索法により,
優等列車停車駅の最適化を行う.6つの列車種別を持つ京王線に対して
数値実験を行い,提案手法の有用性を示す.
本研究は山内達貴氏,今堀慎治氏(中央大学)との共同研究である.